今年もまた甲子園の季節がやってきました。去年は従兄弟の子どもの虎ちゃんが北海道のクラーク高校のエースピッチャーで出場し、親族一同で応援に行ってきました。あれからもう一年なのか、時の流れは早いものです。
虎ちゃんは子どもの頃から野球の好きな少年でしたが、北海道の高校に行ってからはどんな暮らしをしているのか知りませんでした。叔母が時々北海道に行っているのは知っていましたが顔を見に行っているくらいだと思っていました。
そんな感じだったので、最初父から虎ちゃんが甲子園に行くらしいぞと聞いたときに、虎ちゃんが出るとは思わず、それは凄いな、虎ちゃんの高校って野球が強かったんだなと思った程度でした。それがレギュラーでエースピッチャーと知って、親族で応援団を結成し甲子園まで行ってきたのです。
試合には残念ながら負けてしまいましたが虎ちゃんは甲子園でも良く投げ、良く打ちました。私たち親族も虎ちゃんのことを誇りに思い、感動して帰ってきました。年末に虎ちゃんから聞いた話ですが、3年前に創部したばかりのクラーク高校野球部は当初野球部のメンバーも9人しかおらず、練習グラウンドもなくコールド負けばかりだったそうです。
そんなチームメンバーに佐々木監督は「甲子園に行く」という目標を立て、駒大岩三沢時代にヒグマ打線と恐れられた野球理論を行動レベルに落とし込み、チームメンバーを引っ張っていったそうです。虎ちゃんたちも強豪校を率いてきた監督を信じて遠征を繰り返しているうちに春には負ける気がしなくなったということです。それで夏に甲子園初出場、これって本当に凄いことだと思います。
甲子園に出たという話は話題にもなった奇跡のストーリーでしたが、遂に本が出ました。「大逆転 甲子園」。虎ちゃんのことも載っていて嬉しくなって、毎晩読みながら寝落ちしています。
今年はどこのチームが奇跡を果たすのか、今から楽しみです。