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猫の走る姿を見て少し感動した
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    走る猫といえば「猫ひろし」、猫はコメディアンですがギャグは一発芸の「にゃ〜」くらいしか知らないし、最近テレビでお笑いをやっている姿を見たことがありません。また「猫ひろし」という名前の割にその容貌は老け顔であまり可愛くないし(ただのおっさんだ)、寂しい目をしています。全てにおいて私の抱くロシアンブルーの猫のイメージから遠い存在なのです。そんなお笑い芸人の猫ひろしですが、この猫、ただのネコではありません。

    数年前に彼がバッシングされたこと、みなさん覚えていますか?数年前にいきなりニュースで「ロンドン五輪にカンボジア代表で出るかも知れない」というニュースが流れ「売名行為だ」「そこまでして五輪に出たいのか?」テレビで散々こき下ろされました。結局、彼は実力ではなく、五輪委員会の決定で代表にはなれませんでした。

    それでも彼は五輪に出たかったのです、どんなに叩かれようと出たかったのです。どんな苦境に立たされようが、日本のお笑い界を追放されようが「出たかった」のです。だから出るためにあらゆる可能性を探したのです。

    先月彼に関する新しいニュースが飛び込んできました。「リオ五輪に出るかもしれない」というニュースです。報道によるとロンドン五輪に出れなかった後も彼はカンボジアに残り、カンボジア国籍を取り、数々の国内マラソンで優勝し、38歳という年齢ながら、今では実力ともカンボジアのナンバーワンになったのです。すごいぞ、猫ひろし!。見かけは冴えないおっさんですが(失礼!)、ついに五輪の切符を手にする!それは凄い、頑張れ、猫〜!。

    彼のこれまでの実績を見てみるとその努力のすさまじさが良く分かります。 彼は最初からランナーとして速かったわけではないのです。2008年東京マラソン3時間49分、2010年東京マラソン2時間55分、2015年東京マラソン2時間27分、、、。なんと初めて3時間を切ったのは2010年、、、つい最近なのです。これは知らなかった。

    彼の凄いところは年齢を重ねるごとに驚異的なスピードで速くなっていることです。自分と比較して言うわけではありませんがマラソンという過酷な競技に加え、その年齢で結果を出すことは並大抵のことではありません。どれだけの努力を積み上げてきたのだろう?、その原動力は何だったんだろう?。きっと「五輪で結果を出す」という強い思いだったはずです。

    カンボジアの代表であろうが、なんだろうが私には関係ありません。私は彼が夢を叶えてリオの街を颯爽と走り抜ける姿を見てみたい。ただ見てみたいのです。
     
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