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言葉の力
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    今朝の朝礼である女性社員から「修理を承ったお客さまから後日お礼の電話がありとても嬉しかった」という話を聞き、私も大変嬉しくなりました。私自身もそうですがお客さまに教えられることも多く、今回も「自分もそのお客さまのように周りの人に感謝の言葉をかけているか、当たり前だという傲慢な態度をとっていないか」を改めて考えました。うーん、まだまだかも知れません。ありがとうという言葉はかけられた本人だけでなく、偶々聞こえた周りの人すら嬉しくなる魔法の言葉です。しかし普段から心掛けていないとすっと出てこない言葉でもあります。

    この言葉がすっと出るか、なかなか出ないか、わずかな違いですがそのわずかな違いでその人の人間的な魅力が大きく違ってくるのです。

    自戒の意味も込めて、バスを降りる時にもありがとう、コンビニでお釣りを貰うときにもありがとう、を普段から心掛けようと思います。「礼節」というのは心に余裕がなければ出来ないことですし、自然に身につくものではなく、語学のように練習し続けて初めて身につくものだとおもいます。それが自然にできるようになると今日の朝礼のお客さまのように人を感動させる大変魅力的な人になれると思うのです。


    言葉の力といえば、写真のマララさんのノーベル平和賞受賞のスピーチは素晴らしいものでした。世界には素晴らしいスピーチが幾つもありますが間違いなくマララさんのスピーチは歴史に残るスピーチだと思います。マララさんはパキスタンの活動家ですが15歳の時にタリバンに撃たれ死線を彷徨い、世界の人が見守る中で奇跡的に助かりました。しかしそのスピーチは決して自分を撃った兵士その人を憎むものではなく、ひたすら周りの人への感謝とタリバンの暴力に屈しない強さを表現したものでした。辛く悲しい経験の中で人は強くなり、また優しくなれるのだとマララさんのスピーチを聞いて思いました。

    もしまだマララさんのスピーチを聞いたことがないという人がいたら是非YouTubeで聞いてみてください。聞くだけで自分が如何に恵まれているか、感謝の気持ちで胸が一杯になるはずです。



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