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神島の潮騒ダコ
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    私の趣味は釣りですが伊勢湾にはたくさんの漁場があり、いつも船長と相談しながら釣りたい魚のいそうな漁場を回ります。漁場の中心にあり、風光明媚な伊勢湾のアイコン的な島が神島で、この島は三島由紀夫の「潮騒」の舞台となったことでも有名です。知多半島の先から船で走れば30分の島ですが、この島へのアクセスは鳥羽市からの定期船のみで、アクセスは決して良くありません。


    実は伊勢湾はマダコの産地として有名です。私は豊富なエビをたらふく食べて育ったタコは日本一美味いと思っていますが、そのマダコを神島の漁協の婦人会のお母さんたちが一匹一匹大切に茹でて直送してくれるのが「潮騒ダコ」です。浜に上がったばかりのマダコを奥さんたちがそのまま茹でて茹でたてを神島から送ってくれる、どうですか、ストーリーを聞いているだけで食べたくなりませんか。


    昨日のマーケティング研修会で、モノの魅力は価格以外にどんなものがあるか、という話をしているとき、ふと神島の潮騒ダコを思い出しました。潮騒ダコと聞くと目の前に浮かぶのは神島です。その神島の港の奥の漁協で、潮騒の音を聞きながらお母さんたちが一生懸命茹でている姿が目に浮かびます。


    そうなんです。潮騒ダコを買っている人は獲れたて、茹でたてのタコの「美味しさ」だけでなく、まるでその場にいるかのように感じられる「神島の旅情」を買っているのです。タコを通じて神島の景色や風景や潮騒を買っているのです。だから神島でないといけないのです。ここに唯一無二の価値があります。


    そんな神島ですが、何年か前に漁協のお母さんたちが高齢になり、作り手がいなくなったと潮騒ダコが手に入らなくなってしまいました。それでもなんとかしてまた食べて見たい、そう思わせる潮騒ダコ。ダメ元で週明けに漁協に電話してみます。ひょっとして、復活していたりして。そうだったら嬉しいんだけど。


    明け方の神島です。船から撮りました。


    魚もたくさん釣りました!


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