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テレビを見ながらふと思ったこと
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    「人生とは自分が思っているよりもずっと短い、だから本当にやりたいことをして、世の中の役に立たないといけないよ」、何かの本で読んだセリフです。本当にそうだと思います。人生は短い、老いはゆっくりと、でも確実にやってくるのです。去年できたことが今年できなくなる。昨日できたことが今日できなくなる。それは自然なことです。私たちには、思ったより時間がないのです。


    昨晩何気なくテレビをつけていると芸能人の格付け云々という番組がありました。芸能人たちが18億円のバイオリンの音と2万円のバイオリンの音を聞き分けるというバラエティー番組でしたが、番組後半に世界が認めるプロのソプラノ歌手とアマのソプラノ歌手を聞き分けるコーナーがあり、ゲスト(現役の歌手や音楽家)10人以上が「全員まさかのNG」でした。


    プロは恐らく60は過ぎている年配の歌手、声量、声質ともピークを過ぎています。一方でアマは桐朋学園大声声楽科の学生、アマと言ってもプロの卵です。歌い始めると2人の差は歴然、声に張りのあるアマの圧勝でした。予想に反して全員が間違えたことで番組は騒然、、、。散々間違えた挙句、最後にゲストのお笑い芸人が「全員で謝らなきゃダメだろ、(プロの)XXさん間違えちゃってごめんなさい」と言ったのです。会場は爆笑でしたが私は笑えませんでした。


    結果から言えば、あのプロのソプラノ歌手はあんな番組に出るんじゃなかった。歌がダメなのではなく、出る番組を間違えてしまったのです。あの人の艱難辛苦の人生を思い浮かべながら歌を聞いていたら結果は違っていたと思います。「紅の豚」のエンディング曲の「時には昔の話を」などは聴くだけで心が震えてきます。色々と経験してきた加藤登紀子さんだからこそあの歌が歌えるのです。あのソプラノ歌手は出る番組を間違えてしまったのです。


    同じことは私たちにも言えます。入社するとアシスタントから始まり、担当者になり会社を代表してモノを作る或いは売る、問題を解決するいう経験を積んでいきます。さらに経験を積むと次は後輩や部下を支援して成果を上げるいわゆるマネジメントの経験を積みます。やがてあらゆる苦しみを乗り越えた人にしかできない領域に入っていくのです。そうするとその人にしかない、じっくりと熟成された味が出てきます。


    一足飛びに学問を学んだだけでマネジメントをすることはナンセンスです。担当者としての経験だけでマネジメントをすることはもっとナンセンスです。それらはハリボテでしかないからです。悶え苦しんだ経験とそれを乗り越えて勝ち取った経験が人の内面を育てます。他者中心思考で考えることや無から有を生み出す勇気や大所高所からの物事の考え方は内面が育っていないとできないのです。


    だからといって生涯現役担当者で頑張るということはもっと難しいのです。先ほどのソプラノ歌手と同じです。肉体も記憶力もピークアウトした年齢になると経験をもとに別の領域に移らないと力が発揮できません。仕事は年齢にあった相応の領域があり、どの領域で自分の力を発揮するかが重要です。出る番組を間違えてしまうと、昔できたことが出来なくなるという苦しみの迷路に迷い込んでしまうのです。


    人生は短いです。どう経験を積んで能力を身につけていくかは本人次第の面が大きいですが、私自身、社長として部下を育てるということに、今以上に、もっと力を注いで、その成長機会をつくっていきたいと思います。来週は二日間全員が缶詰になって研修を行いますが、色んな角度からそうした気づきにつながる研修にしたいと思います。




    | - | 08:46 | comments(0) | - |
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