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なごり雪を聴いてふと思い出しました。
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    車の中でラジオを聴いていたら、ふとイルカさんの「なごり雪」が流れてきました。「なごり雪」は1970年代後半から80年代に大ヒットした曲で、私はこの歌がとても好きでした。


    ああ懐かしいなあと思って聴いていたら、急に18歳の頃にフラッシュバックしました。

    高校卒業後、一年浪人した後で東京の大学への進学が決まったのですが、第一志望の大学に落ちたショックはそれなりに大きく、上京する日になってもその失望感は拭うことができず、そんな気持ちの中で新幹線から名古屋の街に季節外れの雪が降っているのが見えたとき、ふとなごり雪の歌を思い出したのです。


    長く暮らした街を離れ、人との別れがあり、離れたくないという思いと離れなければという思いと、これから始まる東京での寮生活に対する不安と大学受験に失敗した失望感が入り混じって、うっすらとなごり雪が積もる街の景色をいつまでも車窓から眺めていました。


    当時はインターネットもなければ携帯電話もなく、寮には150名の寮生に対して1台の公衆電話があるだけでした。名古屋に電話をすると1分100円くらいかかり小銭をたくさん用意して電話をしても続かないので電話は諦め、良く手紙を書いていました。


    東京での暮らしに日に日に馴染んでいく中で、その手紙も次第に書かなくなり故郷への思いが次第に薄まっていくのを感じながら、自分が東京で何をしたいのか、それすらはっきりせず寮のOBでもある村上春樹の小説や中原中也の詩を、その頃の自分の気持ちとダブらせながら良く読んでいました。


    人は時として過ぎ去ってしまったものや失ってしまったものを無性に懐かしく思うことがあります。その懐かしさはやがてじんわりとインクが滲むように心に広がっていきます。「なごり雪」であの頃の自分に一瞬戻り、懐かしさで胸がいっぱいになりました。


    | - | 11:56 | comments(0) | - |
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