2月1日から新年度です。ついでに言うと私も50歳になりました。いつまでも若いつもりですが、新入社員当時読んでいた漫画「課長 島耕作」もいつの間にか「会長 島耕作」(「相談役 島耕作」の噂も?)になっていたので、そっかあ、憧れの島耕作も歳を取ったんだなあと改めて時の流れを感じています。
今日は恒例の新年度発足会(経営計画発表会)でした。前半は委員会活動報告会です。レクリエーション委員会、5S委員会、情報広報委員会のそれぞれが昨年度の活動報告と今年度の活動方針を説明してくれます。手前味噌ですが素晴らしい報告会でした。
発表内容もさることながら、どういう思いで忙しい中、会社をより良くするためにみんなが活動してきたのかを聞くことが出来て胸が熱くなりました。当社は確実に、今よりもっとみなさんの力で良くなっていきます。
それが終わると私のプレゼン、各部門長のプレゼンと続きました。昨年度は厳しい一年でしたが後半のみんなの頑張りで何とか、黒字で、在庫も絞り込むことが出来ました。今年度は飛躍の年になるはずです。既存のお客様との新しい取り組みも始まっていますし、新しいお客様とのお取引も始まります。また愛知県警さんのプロジェクトなど新しい大型案件もいくつか来ていますので、一つ一つ丁寧に、お客様に喜んでいただける価値を創り出していきます。
振り返ると、一昨年は祖父が創業して70周年目で、一年前の計画発表会では卒業生の皆様やお世話になった会社の社長様をご招待してパーティーを行いました。社員の皆さんが私の誕生日会も兼ねて盛り上げてくれた素晴らしいパーティーでしたが、実はあの発表会の最中に闘病中の息子が救急搬送されてしまい、私はもう何が何だか分からないままパーティーに出ていたのです。これまでの人生で一番嬉しく、一番辛い日でした。
あの時はまさか一年後にみんなと笑顔でお酒が飲めるとは全く思えなかったので、この一年の時間の中でどれだけ大切なことを学んだか、当たり前だと思っていたことがどれだけ有難いことなのかを今、しみじみと感じています。
「たとえどんな辛いことに直面しても、『これは必要な試練なのだ』という意味づけさえ出来れば、人は必ず前を向くことができる」これは私が学んだことです。
さあ、今年度も頑張りますよ!