夏が近づくと増えてくるのが痴漢です。痴漢対策の時期だからなのか、たまたまなのか、痴漢対策がSNSで話題になり、安全ピンで刺すとか、ハンコを押すとか、テレビでも取り上げられ、その流れでNHK、中京テレビでうちのパスケルが紹介されました。
安全ピンで刺すというアイデアは痴漢を懲らしめるという点では良いかもしれませんが、ちょっと危険な行為ではないのかなという気がします。手元が震えて満員電車の中で別の人を刺してしまったら大変ですし、行為者であっても逆上されて被害を受ける可能性もあります。なんと言っても「刺す」という行為は相応の理由があってもちょっと乱暴な気がします。
次にハンコです。これは面白い。暴力的な感じもないのでこれなら良いのではと思う気もしますが、スタンプ感覚で押すイタズラ行為も出てくるのではないかと思います。ただ個人的には安全ピンで刺すという行為よりも文明的な感じがして好意的に考えられます。
目的はどうしたいかです。「懲らしめたい」なら安全ピン、「行為者を特定して捕まえたい」ならハンコ、「行為をやめてもらいたい」なら防犯ブザーです。どうしたいのかによって対策は変わってくると思います。「周りの人に気づいてもらい、行為をやめてもらいたい」ならば私はパスケルをお勧めします。
犯罪行為者は光と音に弱いということは周知の事実ですし、警察のデータからも87%の痴漢行為者は実際にブザー音で行為をやめて立ち去ったということが明らかです。それゆえにパスケースやお財布代わりにもなるパスケルを普段から持ち歩き、いざという時に困ってます音を鳴らし、行為をやめてもらう。それでも万が一やめなければ大音響の助けて音を響かせることが良いのではないでしょうか。私たちはパスケルの普及を通じて、女性が安心して暮らせるまちづくりに協力します。