いよいよ最終日です。
中国では情報規制が更に強化されており、日本では当たり前のFacebook、Google、Yahoo!、LINEなどが一切使えません。代わりに中国国内で開発され、政府が自由に検閲できるWe chatや百度を使ってコミュニケーションを取ったり、情報収集を行います(政府に不都合な情報は全てアクセスできません)。日本から出張すると本当に不便で、滞在する数日間は情報から完全に閉ざされてしまいます。こうした面を見るとうーん、やはり言論の自由や表現の自由がない国なんだなあと思います。
とは言え、中国はデジタル先進国で実は日本の数年先を行ってます。ネット通販比率も30%を越しており、現金決済よりも遥かにデジタル決済の方が浸透しています。IOTの世界を垣間みようとすれば中国に行くのが手っ取り早いというのは皮肉なことです。
商業施設も巨大です。モールは6階層が基本で、水族館、博物館も上層階にあります。物販もありますがキーテナントは飲食です。全てのフロアの半数以上が飲食です。物販に関しては、市内中心部のモールには大体ユニクロ、無印が入っています。更に中国資本のジャパンブランド、例えばマウジーやスライなどバロックジャパンのテナントも入っています。
しかし純粋な日本のアパレルはどこも苦戦しているようで、先週はついにハニーズが中国から全面的に撤退する(ピーク時は600店舗くらいありました)という報道がありました。中国での商売は本当に難しいです。
そんな中、ミニソウという変わったお店があります。中国内に1000店舗以上あり、ユニクロと無印と3コインズを足して割ったような店舗業態です。10元(200円)〜50元(1000円)くらいが中心の価格帯で、オシャレ雑貨を低価格で売っており、ジャパンデザインを売りにしています(本社は銀座?)。この店は日本人が運営していると言われていますが本当かどうかは分かりません。
帰国日は昼過ぎに香港に戻り、ドリアンを調達したあとで帰国しました。今回買ってきたタイ産の金枕頭(モンソン種)の4キロくらいの超大玉クラスのドリアンは日本でネットで買うと1万ー1.5万円しますが、香港の高級スーパーで精々3000円くらいです。ドリアンの旬は5月から7月なのでこの時期のドリアンは最高に美味しいんです。ドリアンは持ち込み禁止と思っている人がいますがそれは違います。空港の検疫を受ければ全く問題ありません(検疫情報は常に変わるので現時点の情報ですが)。キンオブフルーツですから、この時期東南アジアに行く方は是非、現地で食べてみてください。